2次曲線の分類

 

2次曲線は、方程式を行列表示し、対称行列の回転対角化して分類することができる。

2014年度の高校課程から、「行列・1次変換」がなくなる。行列の存在意義が高校生には分かりにくい。次数の一般化に向けて、行列代数や線形性に着目しきれず、時折成分計算で済まそうとするような教科書・問題集の記述では、それも無理からぬことだろう。

2次曲線の分類は、高校数学で行列がめずらしく役に立つ、ほとんど唯一の例といってもよいだろう。

雑誌『大学への数学』で、高校数学の中で最も社会に役立っているのは、微積分でも確率でもなく、行列である。と書かれていた。どうなのだろう?

新課程導入直前の2012年度東大理系入試に、行列が2題も出題されたのは、東大からのどのようなメッセージと受け取ればよいのだろう。

 

2zikyokusen_bunrui.pdf

 

 

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