フリージアの彼方に ― アニ曲列伝 柄以圈

 

今夏ハンガリーとブルガリアへの旅行に出かけた時、私は「この曲」を頭にかけた。「消えたりしないでね。」という一節を、私のハンガリー・ブルガリアに対する想いと重ね合わせたりしていた。また、私自身も消えないようにって(リスクが高くても戻ってくるよう、自分への応援歌とした)。

 

「この曲」、名前も知らなかったので、この時点でそうとしか呼べなかった。曲を好きになるというのは、人をと似て(?)、暫く経ってみて分かる。熱しやすく暫くして冷めてしまった曲を想うと、好きだった頃のことが想われる。熱してそれが続く曲というのはなかなかない。それでもいくつかある。冷めているものが時間と共に熱を帯びてくるものもある。今は年の瀬なので、そんなことを振り返ってみた。

 

だが、この曲は知ってから半年経っても心の中に鳴り響いているし、この前曲名を知る機会があって、色々調べることにした。私の幻想がいくつか崩れても構わないことを覚悟の上で。(中編に続く)

 

 

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