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[目次] 2.8 emath に必要な他のstyファイルのインストール |
emath とは、初等数学(高校以下の数学)プリント作成(La)TeXマクロ集です。特に、初等幾何や座標の図が描けるのは大きいと筆者は思います。その機能の全貌を語ることは、筆者にはできませんが、少なくとも言えるのは、中学入試の算数から高校の数�靴泙任鬚呂亶�く網羅していることです。その秀逸さは、例えば「数学ガール」で使われているほどです。学校や塾といった教育現場で使用されている先生もいらっしゃるようです。改めて、利点を代表的なもののみ挙げてみます。
・分数の分母と分子が、見映えのよい位置に変更されている
・座標平面, 座標空間の図が描ける
・list系環境に図を回り込ませることができる
インストールから使い方まで、emath関連のことは作者に聞くのが一番です。ここでは、筆者なりのインストール方法を紹介したいと思います。
emath は、Mac や Unix にもインストールできるそうですが、本稿では Windows へのインストールに限定させていただきます。こちらで述べたことと少し被りますが、前提条件を確認したいと思います。
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・OSは Windows XP 32bit 以上 ・ディスクドライブは C: のみ。 ・「コントロールパネル」>「フォルダオプション」> タブ「表示」> 詳細設定 で次のように設定する。 「すべてのファイルとフォルダを表示する」→ チェックオン 「登録されている拡張子は表示しない」→ チェックオフ ・emathインストーラーを格納しておくフォルダとして、C:\Installer2 を作成しておく。 ・emathドキュメントを格納しておくフォルダとして、C:\emath_example\intro_emath を作成しておく。 |
emathサイトに書かれている免責事項を、ここで確認しておきます。
・emathは無保証である
・emath配布ファイルの転載、再配布をしない(ただし、丸ごとパック、訂正版はそれぞれ転載、再配布可)
・emathに関する質問は、emath掲示板に質問する。TeX Q & A, TeXフォーラム などに質問しない。
emathインストーラーは、主に
・丸ごとパック emathf051107c.zip
・スタイルファイルの訂正版 emathc251001.zip
・perl との連携用スクリプトファイルの訂正版 emathpl16.zip
の4つです。実際には、丸ごとパックはインストールに際しては不要で、旧仕様などのドキュメントの作成に使います。
これら4つは、エンコードが utf8 で配布されています。メモ帳や WinShell で読めるように、shift-JIS に変換します。
グラフ描画や作図不可能な図形の描画のために、数量計算を必要としますが、TeX はそれほどの容量を持ち合わせていません。そこで、emath では Perl との連携をします。
emath が用いる、W32TeX に納められていない styファイルなどは、もう一つのtexmf という安全な場所にインストールします。
�� 丸ごとパック emathf051107c.zip を フォルダ C:\Installer2 に、スタイルファイルの訂正版 emathc251001.zip をフォルダ C:\Installer2\訂正版 にそれそれダウンロード、展開し、元のzipファイルは削除する。
�� C:\Installer2\emathf051107c 内の doc.zip, pdf.zip, sty.zip をそれぞれ展開し、元のzipファイルは削除する。
�� C:\Installer2\emathf051107c\doc\emathAe\test\zitute.zip を展開し、元のzipファイルは削除する。
2011年3月6日(日)から W32TeX に装備されるようになった C:\usr\local\bin\nkf.exe を利用します。
�� メモ帳に次の記述をコピペし、C:\Installer2\to_sjis.bat として保存する。
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for /r %%a in ( *.txt *.tex *.sty *.pl *.def *.cls ) do nkf --overwrite -c -s %%a pause |
�� C:\Installer2\to_sjis.bat をダブルクリックする。⇒ 丸ごとパック, 訂正版, perlと連携するための補助ファイル群内の全ての txt, tex, sty, pl, def, cls ファイルがshift-JISにエンコード変換される。この変換により、ファイルのタイムスタンプは変わらない。
�� 何かキーを押す。⇒ コマンドプロンプトが閉じられる
�� styファイル(例えば C:\Installer2\emathf051107c\sty\arhako.sty)を右クリック > プロパティ > 変更 >「WinShell」を選択
�� txt, tex, sty, def, clsファイルがメモ帳やWinShellで開け、日本語が読めることを確認してみましょう。
�� C:\Installer2\訂正版\emathc251001 内のファイル全てを C:\musixtexmf\tex\platex\emath にコピーする。
次に、Perl との連携を行います。
Windowsであれば、ActivePerl をインストールします。
�� ActivePerl-5.22.1.2201-MSWin32-x64-299574.msi を C:\Installer\misc にダウンロードし、実行→インストールする
�� perl との連携用スクリプトファイルの訂正版 emathpl16.zip を、フォルダ C:\Installer2\訂正版 にそれそれダウンロード、展開し、元のzipファイルは削除する。
�� C:\Installer2\訂正版\emathpl16 内の4ファイルを C:\Perl\lib にコピーする。
2.8 emath に必要な他のstyファイルのインストール
emathに必要な他のstyファイルなどの一覧が、emathサイトに載せられています。
�� それらを C:\Installer2\emath_other にダウンロードする。
�� styファイルなどは C:\musixtexmf\tex\platex\emath_other に、mfファイルなどは C:\musixtexmf\fonts\source にコピーする。
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※ dtxファイルとinsファイルで配布されているパッケージについて: dtx, insファイルで配布されているパッケージは、一度 platex でコンパイルする必要があります。 例えば、esvect の場合: �� esvect.dtx, esvect.ins を C:\Temp にダウンロードする。 �� コマンドプロンプトから、次を実行する。⇒ mfファイル, styファイルなどが作成される
�� 作成されたファイルの内、mfファイルは C:\Installer2\emath_other\esvect\source に、styファイル, fdファイルを C:\Installer2\emath_other\esvect\tex にコピーする。 �� C:\Temp 内を削除する。 �� C:\Installer2\emath_other\esvect\source 内を C:\musixtexmf\fonts\source\esvect に、C:\Installer2\emath_other\esvect\tex 内を C:\musixtexmf\tex\platex\emath_other\esvect にコピーする。 |
TeX において、白黒反転の囲み文字などの特殊な文字を出力する方法の一つに
otfパッケージ
の利用が挙げられます。ただし Windows の標準的な環境では、pdfファイルに出力できる otf文字は一部です。そこで otf文字を Windows で最大限、しかも無料で利用するには、
pdfファイルに埋め込むフォントを小塚フォント
に指定する必要があります。ただしその際に日本語などのフォントは当然変わります。
それでも otf文字をフルに出力したい場合、小塚フォントのインストール法、利用法は以下の通りです:
�� Adobe Reader(無料) をインストールする。
�� \Program Files\Adobe\Acrobat DC\Resource\CIDFont
内のファイルを
$TEXMFLOCAL\fonts\opentype\Adobe
にコピーして、次のようにリネームする:
・KozGoPr6N-Medium.otf → KozGoPro-Medium.otf
・KozMinPr6N-Regular.otf → KozMinPro-Regular.otf
�� プリアンブルに \usepakage{otf} を記述した texファイルを
dvipdfmx -f kozuka (File name)
で処理すると、pdfファイルに otf文字が出力される。//
2.10 Statistics-Distributions のインストール
プリアンブルに
\useperlpm{Statistics::Distributions}
と書かれているtexファイルのタイプセットには、Perlモジュールである Statistics-Distributions のインストールが必要です。2016年1月から emath公開ファイルで Statistics-Distributions を使用するファイルが登場するようになりました。ユーザー名に全角文字が含まれる場合でもできるインストール法は以下のようになります。
�� フォルダ C:\Perl\ppm を作る。
�� 環境変数 ACTIVEPERL_PPM_HOME = C:\Perl\ppm とする。
�� コマンドプロンプトを起動し、次のコマンドを順に実行する。
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C:\Users\(ユーザー名)>ppm-shell ppm>install Statistics-Distributions |